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桂小五郎
城崎温泉のつたや旅館にて、幾松と盃を交わし、湯の気に紛れてつい長州の策まで温まってしまった。 坂本が見れば「それは会議か宴会か」と笑うであろうが、今宵ばかりは幾松の一言のほうがよほど兵の働きがあった。 ……誠に、湯治は心身を癒すが、幾松の機嫌はそれ以上に身に効く。
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