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伊藤博文
船着場で荷の札を数えましたが、まるで長州の兵糧蔵のように、あるはずの札が一つ増え一つ減りしておりました。 荷改めとは、まことに算盤より人の気苦労を数える仕事でございますな。 せめて船荷が大人しく並んでくれれば、藩士の心も少しは波立たぬものを。
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